小満(しょうまん)は二十四節気の第8番目にあたり、あらゆる生命が成長し、天地に満ち始める時期を表します。毎年5月21日ごろで、陽気が高まり、草木が生い茂る季節です。
目次
小満とは
小満は「万物が次第に成長して天地に満ち始める」という意味です。秋に蒔いた麦の穂が実り始め、農家がほっと「少し満足する」ことが名前の由来という説もあります。
まだ「大満」ではなく「小満」であるのは、実りが完成するにはもう少し時間がかかるため。自然界が着実に実りへ向かっていく過渡期の節気です。
この時期の自然と暮らし
- 麦秋(ばくしゅう) — 麦が黄金色に色づき収穫期を迎える
- 蚕(かいこ) — 養蚕農家では蚕が桑の葉を盛んに食べる時期
- バラの見ごろ — 各地のバラ園が見ごろを迎える
- 衣替えの準備 — 6月の衣替えに向けた準備が始まる
七十二候
- 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) — 蚕が桑の葉を盛んに食べ始める
- 紅花栄(べにばなさかう) — 紅花が盛んに咲く
- 麦秋至(むぎのときいたる) — 麦が熟して収穫の時を迎える
補足・豆知識
小満の七十二候「麦秋至」の「麦秋」は、麦にとっての「秋(実りの季節)」を意味します。初夏なのに「秋」という字が使われるのは、麦にとってはこの時期が収穫の季節だからです。俳句の世界でも「麦秋」は夏の季語として使われ、黄金色の麦畑の美しさを詠んだ作品が数多くあります。
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