秋分(しゅうぶん)は二十四節気の第16番目にあたり、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日です。毎年9月23日ごろで、「秋分の日」として国民の祝日にもなっています。
目次
秋分とは
秋分は太陽が「秋分点」を通過する日で、春分と同様に昼と夜の長さがほぼ同じになります。この日を境に夜の時間が長くなっていき、秋が深まっていきます。
天文学的には、太陽の黄経が180度になる瞬間を含む日が秋分にあたります。
秋分の日と秋のお彼岸
秋分の日は「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」日として祝日に定められています。秋分の日を中日とした前後3日間、計7日間が「秋のお彼岸」です。
秋のお彼岸にはお墓参りをし、「おはぎ(萩)」を供えるのが一般的です。春の「ぼたもち」と同じ食べ物ですが、秋に咲く萩の花にちなんで呼び名が変わります。
この時期の自然と暮らし
- 秋のお彼岸 — お墓参りをし、おはぎを供える
- 彼岸花 — 田んぼの畦道に真っ赤な彼岸花が咲く
- 秋の味覚 — 栗・さんま・松茸など秋の味覚が出回る
- 金木犀 — 甘い香りの金木犀が咲き始める
七十二候
- 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ) — 雷が鳴らなくなる
- 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ) — 虫が土の中に隠れて戸をふさぐ
- 水始涸(みずはじめてかるる) — 田の水を抜いて稲刈りの準備が始まる
補足・豆知識
秋分の七十二候は、春の節気と見事な対称関係にあります。「雷乃収声」は春分の「雷乃発声」に対応し、「蟄虫坏戸」は啓蟄の「蟄虫啓戸」に対応しています。春に目覚めた自然が秋に再び眠りにつく — 二十四節気は一年を通じた自然の循環を巧みに表現しています。
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