十方暮とは?意味・由来・10日間続く凶日の期間をやさしく解説

「十方暮」は、10日間にわたって続く凶日の期間です。聞きなれない名前ですが、選日の中では八専(はっせん)と並んで「期間型の凶日」として知られています。ここでは、十方暮の意味や由来、気をつけたいことをやさしく紹介します。

目次

十方暮とは

十方暮(じっぽうぐれ)は、「十方(あらゆる方角)が暮れる(塞がる)」という意味を持つ凶日の期間です。10日間続き、年に6回めぐってきます。

この期間中は、何をしても良い結果が得られにくいとされており、特に交渉や相談事には不向きとされています。「すべての方角が暗くなる」というイメージが名前の由来です。

由来・歴史

十方暮は、六十干支の中で「天干(てんかん)と地支(ちし)の五行が相剋(そうこく)する10日間」として定義されます。具体的には、甲申(きのえさる)の日から癸巳(みずのとみ)の日までの10日間です。

相剋とは、五行思想で「互いに打ち消し合う関係」のことです。この10日間は天干と地支の気が衝突し合うため、物事がスムーズに進みにくいとされています。

避けたほうがいいこと

十方暮の期間中は、以下のような行動に注意が必要とされています。

  • 相談事・交渉 — 話がまとまりにくいとされる
  • 契約・取引 — うまくいかない傾向があるとされる
  • 新しいことの開始 — 結果が出にくいとされる
  • 引っ越し・移転 — 方角が塞がっているため不向き

十方暮に影響がないこと

十方暮は比較的マイナーな凶日であり、日常生活に大きな影響を与えるものではありません。

  • 通常の仕事・家事 — 普段どおりで問題なし
  • 通院・買い物 — 生活に必要な行動は影響なし
  • 既に進行中のプロジェクト — 「新しく始めること」以外は大丈夫

他の暦注との関係

十方暮は10日間続くため、その期間中に他の吉日が含まれることがあります。

  • 一粒万倍日が十方暮の中に入る — 吉凶が混在するが、一粒万倍日を優先する見方が多い
  • 不成就日と重なる — 凶日同士の重複で、特に注意したい日
  • 大安と重なる — 六曜は吉だが十方暮は凶、という矛盾が起きる

十方暮は選日の中でもやや知名度が低いため、気にする・気にしないは完全に個人の判断に委ねられます。

補足・豆知識

十方暮は六十干支の計算で決まるため、毎年ほぼ同じ間隔(約60日ごと)でめぐってきます。10日間続くとはいえ、その中には吉日も含まれるので、あまり厳密に避けようとすると日程調整が難しくなります。

一般的には、結婚式や開業などの重要なイベントでなければ、十方暮をそれほど気にする必要はないとされています。暦を深く調べたい人向けの知識として覚えておくとよいでしょう。

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