天一天上とは?意味・由来・方角を気にしなくていい期間をやさしく解説

「天一天上」は、方角の吉凶を気にしなくてよい16日間の期間です。引っ越しや旅行の日取りに悩んでいるとき、この期間なら安心して行動できるとされています。ここでは、天一天上の意味や由来をやさしく紹介します。

目次

天一天上とは

天一天上(てんいちてんじょう)は、天一神(てんいちじん)という方角の神様が天に昇っている期間のことです。16日間続き、年に6回めぐってきます。

通常、天一神は地上の特定の方角に滞在しており、その方角に向かって行動すると障りがあるとされています。しかし、天一天上の期間中は天に昇っているため、どの方角に向かっても問題ないとされています。

由来・歴史

天一神(天一太郎とも呼ばれる)は、陰陽道(おんみょうどう)に由来する方位の神様です。中国の「太一(たいいつ)」という星の信仰が日本に伝わり、方角を司る神として暦に組み込まれました。

天一神は44日間地上の各方角を巡り、そのあと16日間天に昇るというサイクルを繰り返します。地上にいる44日間は天一神のいる方角が「塞がり」となりますが、天に昇っている16日間は全方角がフリーになるのです。

やると良いこと

天一天上の期間は、方角を気にせずに行動できるため、以下のようなシーンに向いているとされています。

  • 引っ越し — どの方角に移っても障りがない
  • 旅行 — 行き先の方角を気にしなくてよい
  • 転居先の下見・物件探し — 方角フリーの期間を活用
  • 遠方への出張・移動 — ビジネスでの移動にも安心
  • 車の購入・納車 — 新しい移動手段のスタートに

注意点

天一天上の期間中は方角の心配がなくなりますが、代わりに「日遊神(にちゆうしん)」という別の神様が地上に降りてくるとされています。日遊神の期間中は、家の中を清潔に保つことが大切とされており、掃除を怠ると障りがあるという言い伝えがあります。

つまり、天一天上の期間中は「外に出かけるのは吉、家の中はきれいにしておく」というのがポイントです。

他の暦注との関係

天一天上は16日間続く期間なので、その期間中に一粒万倍日や天赦日、寅の日などが含まれることがあります。

  • 天一天上中の天赦日 — 方角の心配もなく、最高の吉日
  • 天一天上中の一粒万倍日 — 引っ越しや新生活のスタートに最適
  • 天一天上中に不成就日 — 期間中でも不成就日は避けたほうが無難とする見方もある

補足・豆知識

天一天上は、方位学(ほういがく)を気にする人にとって特に重要な期間です。九星気学(きゅうせいきがく)や風水では方角が大きな意味を持つため、引っ越しの方角が気になる場合に天一天上の期間を選ぶ人もいます。

また、天一神は「癸巳(みずのとみ)」の日に天に昇り、「戊申(つちのえさる)」の日に再び地上に降りてくるとされています。この干支のサイクルをもとに、毎年の天一天上の期間が計算されます。

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