土用とは?意味・由来・土用の丑の日の風習をやさしく解説

土用(どよう)は雑節のひとつで、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指します。年に4回あり、最も有名な「夏の土用」は鰻を食べる「土用の丑の日」として広く親しまれています。

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土用とは

土用は中国の五行思想に基づく暦注です。五行では春=木、夏=火、秋=金、冬=水に配当されますが、「土」だけが季節を持ちません。そこで、各季節の最後の約18日間を「土」の期間(土用)として割り当てました。

つまり土用は季節の変わり目にあたる調整期間であり、次の季節へ移行するための準備期間と位置づけられています。

四季の土用

  • 春の土用 — 立夏の前の約18日間。体調を崩しやすい時期
  • 夏の土用 — 立秋の前の約18日間。最も有名で「土用の丑の日」がある
  • 秋の土用 — 立冬の前の約18日間。季節の変わり目で体調管理が大切
  • 冬の土用 — 立春の前の約18日間。節分と重なる時期

土用の丑の日

夏の土用の期間中にある丑の日を「土用の丑の日」と呼び、鰻を食べる風習があります。江戸時代に平賀源内が鰻屋の宣伝として広めたという説が有名です。「丑(う)の日に『う』のつく食べ物を食べると夏バテしない」という言い伝えに基づいています。

土用の間日(まび)

土用の期間中は「土を掘り返してはいけない」とされていますが、すべての日を避けるのは現実的ではありません。そこで「間日(まび)」と呼ばれる例外日が設けられており、この日は土いじりをしても差し支えないとされています。

補足・豆知識

土用は夏だけのものと思われがちですが、実際には年に4回あります。春の土用には「い」のつく食べ物や白い食べ物、秋の土用には「た」のつく食べ物や青い食べ物、冬の土用には「ひ」のつく食べ物や赤い食べ物を食べると良いとされる風習もあります。季節ごとの土用に合わせた食養生は、日本の食文化の奥深さを感じさせます。

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