八十八夜とは?意味・由来・新茶の季節をやさしく解説

八十八夜(はちじゅうはちや)は雑節のひとつで、立春から数えて88日目にあたります。毎年5月2日ごろで、新茶の茶摘みが始まる季節の節目として知られています。

目次

八十八夜とは

八十八夜は立春を起算日として88日目の日です。春から夏への移り変わりの時期にあたり、農業では種まきや茶摘みの目安とされてきました。

「八十八」という数字は、漢字で書くと「米」の字に通じることから、農業にとって縁起の良い日とされています。

新茶と八十八夜

八十八夜に摘んだ茶葉は「一番茶」とも呼ばれ、冬の間にたっぷりと養分を蓄えた新芽が使われるため、旨味が濃く香りも豊かとされています。八十八夜の新茶を飲むと長寿になるという言い伝えもあります。

この時期の自然と暮らし

  • 茶摘み — 各地の茶産地で一番茶の収穫が始まる
  • 霜注意 — 「八十八夜の別れ霜」といわれ、この頃を最後に霜の心配がなくなる
  • 田植えの準備 — 農家では苗代作りが進む
  • 新緑 — 山々の緑が最も鮮やかな時期

補足・豆知識

「夏も近づく八十八夜」で始まる文部省唱歌『茶摘み』は、この時期の風物詩を歌った広く親しまれている歌です。八十八夜は「別れ霜」の目安としても重要で、この日以降は遅霜の心配がほぼなくなるとされています。農家にとっては、霜害を恐れずに苗を植えられる時期の到来を告げる、待ちに待った日でもありました。

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