十二直とは?建・除・満など12種類の意味と吉凶をやさしく解説

十二直(じゅうにちょく)は、日本の暦注のひとつで、建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉の12種類で日の吉凶を判断する仕組みです。六曜よりも歴史が古く、建築業界では現在も重視されています。

目次

十二直の種類と吉凶

吉日とされる直

  • 建(たつ) — 万物を建て生じる日。事始めに大吉。ただし動土(土を動かすこと)は凶。
  • 満(みつ) — 万物が満ちる日。建築・移転・結婚に吉。
  • 平(たいら) — 物事が平らかになる日。万事に吉。
  • 定(さだん) — 善悪が定まる日。建築・開業・結婚に吉。
  • 成(なる) — 物事が成就する日。建築・開業に吉。
  • 開(ひらく) — 開き通じる日。建築・移転・開業に吉。
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凶日とされる直

  • 除(のぞく) — 障害を取り除く日。掃除・治療に吉だが、それ以外は凶。
  • 執(とる) — 執り行う日。祭祀・種まきに吉だが、旅行・金銭は凶。
  • 破(やぶる) — 物事を突破する日。訴訟・交渉に吉だが、祝い事は凶。
  • 危(あやぶ) — 危うい日。万事に注意が必要。
  • 納(おさん) — 物事を納め入れる日。収穫・商売に吉だが、見合い・旅行は凶。
  • 閉(とづ) — 閉じ込める日。金銭の収納に吉だが、開業・旅行は凶。
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十二直の決まり方

十二直は、北斗七星の柄(え)の向きをもとに決められたとされています。北斗七星の柄が十二支の方角を指す日にその直が配当されます。「直(ちょく)」とは「当たる」の意味で、北斗七星の柄が示す方角に「当たる」日であることを表しています。

十二直と建築

十二直が建築業界で重視されるのは、「建」「満」「平」「定」「成」「開」といった吉日が建築の着工や上棟式に適しているとされるためです。建設会社のカレンダーに六曜だけでなく十二直も記載されていることは珍しくありません。

十二直との付き合い方

十二直は六曜と並ぶ伝統的な暦注ですが、科学的な根拠に基づくものではありません。特に建築に関わる方は知っておくと役立つ場面がありますが、日常生活では「日本の暦文化の知識」として楽しむのがおすすめです。

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