明治神宮おみくじ(大御心)第15首の意味と読み方

明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」の第15首は、テーマ「心(こころ)」についての御製(ぎょせい)です。作者は明治天皇。大御心には大吉や凶といった吉凶の判断はなく、和歌に込められたメッセージをそのまま受け取る形式のおみくじです。

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和歌(原文)

いかならむことある時もうつせみの人の心よゆたかならなむ

読み: いかならむ ことあるときも うつせみの ひとのこころよ ゆたかならなむ

作:明治天皇

和歌の読み解き

現代語訳: どのような事態が起ころうとも、この世に生きる人の心は、広く豊かでありたいものだ。

この和歌は、どんなときでも心のゆとりを持つことの大切さを詠んだものです。

  • 「いかならむことある時も」:どのような出来事が起こったときでも。予想外の事態も含めた表現です。
  • 「うつせみの」:「人」にかかる枕詞。現世に生きる人間を意味します。
  • 「人の心よゆたかならなむ」:人の心よ、豊かであれ、という強い願望。動揺せず落ち着いた心を持ちたいという祈りです。

このおみくじのメッセージ

人生には予期せぬ出来事がつきものです。個人的な問題であれ、社会的な事件であれ、思いがけない事態に直面すると、心は簡単に動揺してしまいます。しかし明治天皇は、そういうときこそ慌てふためかず、心を広く豊かに保つことが大切だと説いています。

泰然自若とした心構えは、一朝一夕に身につくものではありません。日頃から心にゆとりを持ち、物事を広い視野で見る習慣をつけておくことが大切です。動揺しない心とは、鈍感であるということではなく、深い土台の上に立った安定感のことです。

このおみくじを引いた方は、心に余裕がなくなっていないか振り返ってみてください。焦りや不安で心がいっぱいになっているなら、少し立ち止まって深呼吸をしましょう。どんな状況でも穏やかな気持ちでいられるよう、心のゆとりを育てていくことが大切です。

まとめ

  • どんな事態が起きても、心は広く豊かに保つべきだという教え
  • 泰然自若とした心は日頃の修養から生まれる
  • 焦りや不安にとらわれず、心にゆとりを持つことが人生の安定につながる
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