明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」の第16首は、テーマ「勤労(きんろう)」についての御歌(みうた)です。作者は昭憲皇太后。大御心には大吉や凶といった吉凶の判断はなく、和歌に込められたメッセージをそのまま受け取る形式のおみくじです。
目次
和歌(原文)
みがかずば玉の光はいでざらむ人のこころもかくこそあるらし
読み: みがかずば たまのひかりは いでざらむ ひとのこころも かくこそあるらし
作:昭憲皇太后
和歌の読み解き
現代語訳: 磨かなければ宝石の光は出てこないだろう。人の心もまさにそのようなものであるらしい。
この和歌は、自己研鑽の大切さを宝石にたとえて詠んだものです。
- 「みがかずば」:もし磨かなかったならば。努力をしなかった場合を仮定しています。
- 「玉の光はいでざらむ」:宝石の輝きは現れないだろう。素質だけでは光らないという意味です。
- 「人のこころもかくこそあるらし」:人の心もまさにこのとおりであるらしい。宝石と人の心の共通点を示しています。
このおみくじのメッセージ
どれほど美しい宝石も、原石のままでは輝きを放ちません。丁寧に磨き上げることで、はじめてその本来の光が現れます。人の心も同じで、生まれ持った素質があっても、日々の修養や努力を怠れば、その力は発揮されないまま終わってしまいます。
大切なのは、才能があるかないかではなく、磨き続けるかどうかです。毎日少しずつでも自分を高める努力を積み重ねることで、困難に打ち勝つ力が育ち、正しい道を歩める人間になっていけます。楽な道ばかりを選んでいては、自分の中に眠る可能性に気づくことすらできません。
このおみくじを引いた方は、自分を磨く努力を続けているか振り返ってみてください。学ぶこと、挑戦すること、自分の弱さと向き合うこと。そうした地道な積み重ねが、やがてあなた自身の輝きとなって現れるはずです。
まとめ
- 宝石も人の心も、磨かなければ光を放つことはできない
- 素質の有無よりも、磨き続ける努力こそが大切
- 日々の自己研鑽が、困難に負けない強い心と正しい生き方を育てる
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