明治神宮おみくじ(大御心)第20首の意味と読み方

明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」の第20首は、テーマ「謙遜(けんそん)」についての御歌(みうた)です。作者は昭憲皇太后。大御心には大吉や凶といった吉凶の判断はなく、和歌に込められたメッセージをそのまま受け取る形式のおみくじです。

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和歌(原文)

高山のかげをうつしてゆく水のひききにつくを心ともがな

読み: たかやまの かげをうつして ゆくみづの ひききにつくを こころともがな

作:昭憲皇太后

和歌の読み解き

現代語訳: 高い山の姿を映しながら、低い方へと流れていく水。その低きにつく性質を、自分の心としたいものだ。

この和歌は、理想を高く持ちながらも身は謙虚であるべきだという教えを詠んだものです。

  • 「高山のかげをうつして」:高い山の姿を水面に映して。高い理想を心に持つことのたとえです。
  • 「ゆく水のひききにつくを」:流れゆく水が低い方へ向かう性質を。水は常に低い場所へ流れるという自然の摂理です。
  • 「心ともがな」:そのような性質を自分の心としたいものだ、という願望の表現です。

このおみくじのメッセージ

水は高い山の姿を映しながらも、自らは常に低いところへ流れていきます。昭憲皇太后は、この水の姿に理想的な人間のあり方を見出しています。志は高く掲げつつも、自分自身は謙虚にふるまう。それが「謙遜」の美徳です。

人は誰もが生まれながらに尊い存在であり、その点では平等です。だからこそ、お互いを敬い、思いやる心が大切になります。自分を偉く見せようとするのではなく、相手を尊重し、低い姿勢でいられる人こそが、本当の意味で立派な人物だといえるでしょう。

このおみくじを引いた方は、「志は高く、身はつつましく」という言葉を胸に刻んでください。高い理想を持つことと、謙虚な姿勢を保つことは矛盾しません。むしろその両方を兼ね備えた人こそが、周囲から信頼され、真に豊かな人生を歩むことができるのです。

まとめ

  • 高い理想を持ちながらも、身は謙虚であることが大切
  • 水のように低きにつく姿勢こそが「謙遜」の美徳
  • 志の高さと謙虚さの両立が、信頼される人間の条件
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