申(さる)の意味|十二支の性格・相性をやさしく解説

十二支の九番目にあたる「申(さる)」は、猿を象徴とする干支です。知恵に富み、器用で社交的な猿は、人間に最も近い動物として古くから親しまれてきました。ここでは、申の基本的な意味や性格傾向、相性について詳しく紹介していきます。

目次

申の基本情報

申は十二支の第九番目に位置し、以下のような対応関係を持っています。

  • 季節: 秋の始まり(旧暦7月)
  • 方角: 西南西
  • 時刻: 午後3時〜午後5時(申の刻)
  • 五行: 金(きん)
  • 陰陽: 陽

五行では「金」に属し、鋭さや決断力と結びつけられています。秋の入口にあたり、実りの季節へと向かうエネルギーを持つ時期に対応しています。

申年生まれの性格的特徴

申年生まれの人には、以下のような性格傾向があるとされています。

  • 頭の回転が速い — 物覚えがよく、新しいことをすぐに吸収できるタイプ
  • 器用 — 何でもそつなくこなせる多才さを持つとされる
  • 好奇心旺盛 — さまざまなことに興味を持ち、幅広い知識を身につける
  • ユーモアがある — 場を和ませる話術を持ち、コミュニケーション上手
  • 臨機応変 — 状況に合わせて柔軟に対応できる適応力がある

一方で、飽きっぽい面があり、深く掘り下げる前に次のことに目が移ってしまう傾向があるとされています。また、器用さゆえに表面的になりやすく、本音が見えにくいと思われることもあるようです。

相性の良い十二支

申と特に相性が良いとされるのは、以下の十二支です。

三合(さんごう): 子・辰

子・辰・申は「水の三合」と呼ばれるグループです。子の機転と辰のスケールの大きさに申の知恵が加わることで、柔軟でバランスの取れた関係が生まれるとされています。

六合(ろくごう): 巳

申と巳は六合の関係にあり、知性で通じ合える相性とされています。巳の深い洞察力と申の機転の良さが互いを刺激し合い、成長し合えるペアです。

相性に注意が必要な十二支

冲(ちゅう): 寅

申と寅は冲の関係にあたります。どちらも行動力があり自信を持った性質のため、正面からぶつかりやすいとされています。寅の大胆さと申の機転が衝突する場面もありますが、互いの強みを活かす方向に向かえば、強力なタッグにもなりうるとされています。

申にまつわる文化・風習

申(さる)は日本文化において非常に身近な存在であり、さまざまな伝承や風習に登場します。

  • 日吉大社と猿 — 滋賀県の日吉大社では猿が神の使いとして崇められています。「神猿(まさる)」と呼ばれ、「魔が去る」「勝る」に通じる縁起の良い存在とされています
  • 庚申信仰 — 庚申(かのえさる)の日に寝ずに過ごす「庚申待ち」という風習がかつて広く行われていました。この信仰に基づく庚申塔は各地に残っています
  • 三猿 — 日光東照宮の「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿は、世界的にも有名なモチーフです。慎みのある生き方の教えを表しています
  • 猿田彦大神 — 道開きの神として知られる猿田彦大神は、物事を良い方向に導く神様として信仰されています

補足・豆知識

  • 「申」の字は稲妻が走る様子を表すとされ、「伸びる」に通じる意味を持つとされています。万物が成熟していく過程を象徴する文字です
  • 猿は山の神の使いとされ、馬の守り神としても信じられてきました。厩(うまや)に猿の絵を飾る風習はこの信仰に由来します
  • 申の刻(午後3時〜5時)は「おやつどき」にあたり、一日の中でほっと一息つく時間帯です
  • 「猿も木から落ちる」ということわざは、どんな達人でも失敗することがあるという教訓を伝えています
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