明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」の第24首は、テーマ「智(ち)」についての御歌(みうた)です。作者は昭憲皇太后。大御心には大吉や凶といった吉凶の判断はなく、和歌に込められたメッセージをそのまま受け取る形式のおみくじです。
目次
和歌(原文)
おこたりて磨かざりせば光ある玉も瓦もひとしからまし
読み: おこたりて みがかざりせば ひかりある たまもかはらも ひとしからまし
作:昭憲皇太后
和歌の読み解き
現代語訳: 怠けて磨くことをしなかったならば、光り輝く宝石も、ただの瓦も同じになってしまうだろう。
この和歌は、学び続けることの大切さを宝石と瓦のたとえで詠んだものです。
- 「おこたりて磨かざりせば」:怠って磨かなかったならば。努力を怠ることへの警告です。
- 「光ある玉も」:本来輝くはずの宝石でさえも。優れた素質を持つ人のたとえです。
- 「瓦もひとしからまし」:瓦と同じになってしまうだろう。素質があっても磨かなければ価値が発揮されないということです。
このおみくじのメッセージ
どれほど優れた才能を持って生まれても、それを磨く努力をしなければ、才能のない人と変わらなくなってしまいます。昭憲皇太后のこの歌は、第16首の「みがかずば」の歌とも通じる教えですが、こちらはより強く「怠けること」への戒めに焦点を当てています。
私たちは誰もが、先人から受け継いだ可能性を内に秘めています。しかし、その可能性は努力によって磨いてこそ、はじめて光を放ちます。知識を深め、徳を高め、技術を磨く。そうした日々の研鑽を怠れば、せっかくの宝も石ころ同然になってしまうのです。
このおみくじを引いた方は、自分の中にある可能性を信じて、学びと成長を続けてください。才能があるかどうかよりも、磨き続ける意志があるかどうかが、人生の輝きを決めます。怠けたい誘惑に負けず、自分を高める努力を重ねていきましょう。
まとめ
- 才能があっても磨かなければ、何の価値も発揮できない
- 怠けることが最大の敵。日々の研鑽こそが人生を輝かせる
- 自分の中の可能性を信じて、学びと成長を止めないことが大切
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