明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」の第22首は、テーマ「寧静(ねいせい)」についての御歌(みうた)です。作者は昭憲皇太后。大御心には大吉や凶といった吉凶の判断はなく、和歌に込められたメッセージをそのまま受け取る形式のおみくじです。
目次
和歌(原文)
いかさまに身はくだくともむらぎもの心はゆたにあるべかりけり
読み: いかさまに みはくだくとも むらぎもの こころはゆたに あるべかりけり
作:昭憲皇太后
和歌の読み解き
現代語訳: どれほど身を砕いて忙しく働いても、心はいつもゆったりと豊かであるべきものだ。
この和歌は、忙しさの中にも心の平穏を保つことの大切さを詠んだものです。
- 「いかさまに身はくだくとも」:どのように体を酷使し、忙しく働いたとしても。身を粉にして努力する姿を表しています。
- 「むらぎもの」:「心」にかかる枕詞です。
- 「心はゆたにあるべかりけり」:心はゆったりと豊かであるべきであった。「ゆた」は穏やかで余裕のある様子を表します。
このおみくじのメッセージ
忙しい日々の中で、体だけでなく心まで疲弊してしまうことはよくあります。しかし昭憲皇太后は、たとえ体がどれほど忙しくても、心だけはゆとりを持って穏やかに保つべきだと説いています。体と心は別物であり、体が動いているときでも心まで追い立てられる必要はないのです。
心の平穏は、健康を保ち、物事を正しく判断するための土台です。心に余裕がなくなると、些細なことでイライラしたり、大切な判断を誤ったりしてしまいます。忙しいときほど、意識して心を落ち着かせることが大切です。
このおみくじを引いた方は、日々の忙しさに心まで巻き込まれていないか確認してみてください。体を動かすことと、心を穏やかに保つことは両立できます。深呼吸をして、心にゆとりの空間を作りましょう。それが健やかな毎日と、物事を成し遂げるための秘訣です。
まとめ
- 体はどんなに忙しくても、心はゆったりと豊かに保つべき
- 心の平穏は健康と正しい判断の土台となる
- 忙しいときほど意識的に心を落ち着かせることが大切
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