明治神宮おみくじ(大御心)第2首の意味と読み方

明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」の第2首は、テーマ「慎独(しんどく)」についての御歌(みうた)です。作者は昭憲皇太后。大御心には大吉や凶といった吉凶の判断はなく、和歌に込められたメッセージをそのまま受け取る形式のおみくじです。

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和歌(原文)

人しれず思ふこころのよしあしも照し分くらむ天地のかみ

読み: ひとしれず おもふこころの よしあしも てらしわくらむ あめつちのかみ

作:昭憲皇太后

和歌の読み解き

現代語訳: 誰にも知られずに心の中でひそかに思うことの善悪さえも、天と地の神々はきっと照らし分けてご存知であろう。

この和歌は「慎独」、つまり一人でいるときこそ慎むべきだという教えを詠んだものです。

  • 「人しれず思ふこころの」:他人には分からない、心の内側で密かに抱く思いのこと。表には出さない本心を指しています。
  • 「よしあしも照し分くらむ」:その善し悪しをも明るく照らして見分けるであろう、という表現。隠しごとは通用しないという意味です。
  • 「天地のかみ」:天と地の神々。あらゆる場所に神がおられ、すべてを見通しているという信仰が込められています。

このおみくじのメッセージ

「慎独」という言葉は、古来より大切にされてきた教えです。人前では立派にふるまえても、一人きりになった途端に怠けたり、よくない考えを持ったりすることは珍しくありません。しかし、この歌は「誰にも見えない心の中までも、神々はしっかりと見ておられる」と伝えています。

人は誰でも、自分の心の中に善い面と悪い面を持っています。大切なのは、誰も見ていないときの自分の心のあり方です。後ろ暗い秘密を持たず、いつでも堂々としていられる生き方こそ、明るく清々しい日々への第一歩だといえるでしょう。

このおみくじを引いた方は、自分自身の心と静かに向き合ってみてください。心にやましいところがなければ、自然と生活は明るくなっていきます。天地の神々に見守られているという感覚を持つことで、日々の行動にも自ずと慎みが生まれるはずです。

まとめ

  • 一人でいるときこそ心を慎むことが大切だと説いている
  • 心の中の善悪は天地の神々がすべて見通しているという教え
  • 秘密のない明るい生き方が、心の平安につながる
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