おみくじを引くときの正しい手順やマナーをご存知でしょうか。「参拝の前に引いてもいいの?」「結ぶべき?持ち帰るべき?」「もう一度引き直してもいいの?」など、意外と迷うポイントは多いものです。
この記事では、おみくじの引き方と作法について、基本的なマナーをやさしく解説します。
おみくじを引く前に:まず参拝を
おみくじは、神仏からのメッセージを受け取るものとされています。そのため、おみくじを引く前に、まず本殿(本堂)で参拝を済ませるのが正しい作法とされています。
基本的な参拝の手順
- 鳥居(山門)をくぐる前に一礼する
- 参道の端を歩く(中央は神様の通り道とされています)
- 手水舎(ちょうずや)で手と口を清める
- 本殿(本堂)で参拝する
- 神社の場合:二礼二拍手一礼が一般的とされます
- お寺の場合:合掌して静かに祈るのが一般的とされます
- 参拝後におみくじを引く
参拝の際に、おみくじで聞きたいことを心の中で念じておくと、より明確なメッセージを受け取れるとされています。
おみくじの引き方
おみくじの形式は神社やお寺によってさまざまです。代表的な引き方を紹介します。
筒から引くタイプ
六角形の筒(みくじ筒)を振って、出てきた棒に書かれた番号のおみくじを受け取る形式です。浅草寺などで見られる伝統的なスタイルです。
箱から引くタイプ
折りたたまれたおみくじが入った箱から、自分で一枚を選び取る形式です。多くの神社で採用されています。
自動頒布機タイプ
初穂料(はつほりょう)を入れると、自動でおみくじが出てくる形式です。近年増えている形式です。
いずれの場合も、心を落ち着けて、神仏にお伺いを立てる気持ちで引くのがよいとされています。
おみくじは結ぶ?持ち帰る?
おみくじを引いた後、境内の木やおみくじ結び所に結ぶか、持ち帰るかで迷う方は多いでしょう。実はどちらも正しいとされています。
結ぶ場合
- 凶や良くない結果が出たとき、厄を境内に留めるために結ぶという考え方があるとされます
- 願い事が叶うように、神仏との「縁を結ぶ」という意味もあるとされます
- 必ず指定の結び所に結ぶのがマナーです。木の枝に結ぶと木を傷めることがあるため、避けるのがよいとされます
持ち帰る場合
- 書かれている内容を日々の指針として読み返すために持ち帰るのもよいとされます
- 大吉などの良い結果を「お守り」として持ち歩く方もいるとされます
- 財布や手帳に入れて大切に保管するのがよいとされます
持ち帰ったおみくじは、次に参拝した際に神社・お寺にお返しするか、お焚き上げに出すのが丁寧な作法とされています。
おみくじの二度引きについて
「結果が良くなかったからもう一度引きたい」という気持ちになることもあるかもしれません。
二度引きについては、さまざまな考え方があるとされています。
- 同じ日に同じ神社で引き直すのは、一般的には控えた方がよいとされます。最初に受け取ったメッセージを大切にするのがよいとされています。
- 別の神社・お寺で引くのは、特に問題ないとされます。それぞれの神仏からの異なるメッセージとして受け取ることができるとされます。
- 日をあらためて引くのも、問題ないとされます。状況や心境が変われば、新たなメッセージを受け取ることができるとされます。
初穂料(お代)について
おみくじの初穂料は、一般的に100円から300円程度が多いとされます。初穂料は「おみくじの購入代金」ではなく、神仏への感謝の気持ちを表すものとされています。
お釣りが出ない場合もあるため、小銭を用意しておくとスムーズです。

まとめ
おみくじの作法に厳密な決まりはありませんが、参拝を済ませてから引くこと、結果を真摯に受け止めることが大切とされています。結ぶか持ち帰るかはどちらでも構いませんが、書かれた内容をしっかりと読み、日々の行動に活かしていくことが、おみくじの本来の意義だとされています。

