日本のカレンダーには、日付や曜日だけでなく、六曜・二十四節気・雑節など、さまざまな暦の情報が記載されています。この記事では、暦に書かれた情報の意味と読み方をまとめて解説します。
新暦と旧暦
新暦(グレゴリオ暦)
現在の日本で使われている暦です。太陽の動きを基準にした「太陽暦」で、明治6年(1873年)に採用されました。1年は365日(うるう年は366日)です。
旧暦(太陰太陽暦)
明治5年まで使われていた暦で、月の満ち欠けと太陽の動きを組み合わせた「太陰太陽暦」です。1か月は約29.5日で、約3年に1回「閏月(うるうづき)」を入れて季節のずれを調整します。
旧暦の行事を新暦に換算すると約1か月のずれがあるため、お盆が7月と8月に分かれるのはこのためです。
カレンダーに載っている暦注
六曜
「大安」「仏滅」「友引」など、日ごとの吉凶を6種類で示すものです。市販のカレンダーに最もよく記載されている暦注で、結婚式や葬儀の日取りの参考にされます。

二十四節気・雑節
「立春」「春分」「夏至」「冬至」などの二十四節気や、「節分」「彼岸」「土用」などの雑節がカレンダーに記載されていることがあります。季節の移り変わりを知る目安です。

旧暦の日付
一部のカレンダーには旧暦の日付が併記されています。旧暦の1日は必ず新月にあたるため、月の満ち欠けを知る手がかりにもなります。
暦注の歴史
日本の暦は、6世紀に中国から伝わった暦法がもとになっています。時代とともにさまざまな暦注が加わり、江戸時代には庶民向けの「暦(こよみ)」が広く普及しました。明治に入って新暦が採用された後も、六曜や二十四節気といった暦注は日本人の生活に根づき続けています。
暦を楽しむコツ
暦の情報は「絶対に従わなければならないルール」ではなく、「季節を感じ、行事を楽しむためのガイド」です。「今日は何の節気だろう?」「この日は何の吉日だろう?」と意識するだけで、日常がほんの少し豊かになります。

