明治神宮おみくじ(大御心)第5首の意味と読み方

明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」の第5首は、テーマ「山(やま)」についての御製(ぎょせい)です。作者は明治天皇。大御心には大吉や凶といった吉凶の判断はなく、和歌に込められたメッセージをそのまま受け取る形式のおみくじです。

目次

和歌(原文)

萬代の国のしづめと大空にあふぐは富士のたかねなりけり

読み: よろづよの くにのしづめと おほぞらに あふぐはふじの たかねなりけり

作:明治天皇

和歌の読み解き

現代語訳: 永遠に続く国の守りとして、大空に仰ぎ見るのは、あの富士の高嶺であることよ。

この和歌は、富士山の姿を通して国の尊さを詠んだものです。

  • 「萬代の国のしづめと」:千年万年にわたる国の鎮め(守り)として、という意味です。「萬代(よろづよ)」は永遠を表す言葉です。
  • 「大空にあふぐは」:大空を見上げて仰ぐのは、という動作を表しています。
  • 「富士のたかねなりけり」:富士山の高い峰なのであった、という感嘆。その堂々たる姿への敬意が込められています。

このおみくじのメッセージ

富士山は古来より日本の象徴として人々に仰がれてきました。明治天皇はその気高く堂々とした姿に、国を守る不動の存在を重ね合わせています。この歌には、自分たちが受け継いできたものを大切にし、次の世代へしっかりと伝えていこうという責任感が込められています。

現代の私たちにとって、この歌は「自分が担うべき役割を自覚すること」の大切さを教えてくれます。富士山のように揺るがない心を持ち、自分の立場で果たすべき責任をまっとうすることが、社会全体をより良くしていく力になります。

このおみくじを引いた方は、自分が今いる場所での役割をあらためて見つめ直してみましょう。家庭でも職場でも、自分の責任を果たし、周囲に貢献していくことが、大きな意義のある生き方につながります。

まとめ

  • 富士山の気高い姿に、不動の心と国を守る精神を重ねた歌
  • 先人から受け継いだものを大切にし、次世代へ伝える責任を説いている
  • 自分の役割と責任を自覚し、しっかりと果たすことが大切
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