明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」の第4首は、テーマ「人(ひと)」についての御歌(みうた)です。作者は昭憲皇太后。大御心には大吉や凶といった吉凶の判断はなく、和歌に込められたメッセージをそのまま受け取る形式のおみくじです。
目次
和歌(原文)
人はただすなほならなむ呉竹の世にたちこえむふしはなくとも
読み: ひとはただ すなほならなむ くれたけの よにたちこえむ ふしはなくとも
作:昭憲皇太后
和歌の読み解き
現代語訳: 人はただ素直であってほしいものだ。竹の節のように世間に際立つ才能がなかったとしても。
この和歌は「素直さ」の大切さを竹にたとえて詠んだものです。
- 「人はただすなほならなむ」:人はとにかく素直でありたいものだ、という願いの表現です。
- 「呉竹の」:呉竹(くれたけ)は竹の一種で、ここでは「節(ふし)」にかかる序詞として使われています。
- 「世にたちこえむふしはなくとも」:世の中で際立って優れた長所(節=才能)がなかったとしても、という謙虚な姿勢を表しています。
このおみくじのメッセージ
昭憲皇太后がこの歌で最も大切にしているのは、「素直な心」こそが人として第一に持つべきものだということです。どんなに才能があっても、心がひねくれていては、物事を正しく見ることができません。不平や不満ばかりが生まれ、自分も周囲も苦しめることになってしまいます。
反対に、心が素直であれば、人の助言を受け入れることができ、自分の過ちにも気づけます。特別な才能や目立った成果がなくても、素直な心を持つ人は自然と周囲から愛され、信頼されるものです。
このおみくじを引いた方は、まず自分の心が素直かどうかを振り返ってみてください。意地を張っていたり、頑なになっている部分はないでしょうか。素直な心は、明るく前向きな人生を歩むための出発点です。
まとめ
- 才能の有無よりも「素直な心」こそが人として最も大切
- 心がひねくれていると物事が歪んで見え、不満や苦しみにつながる
- 素直さは人から愛され信頼される人生への出発点
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