へびつかい座の性格・特徴・相性をやさしく解説【西洋占星術】

へびつかい座(蛇遣い座)は、黄道上に位置しながらも西洋占星術の12星座には含まれていない星座です。しばしば「13番目の星座」として話題になりますが、占星術と天文学では星座の扱い方が異なります。この記事では、へびつかい座が天文学ではどのような存在なのか、なぜ占星術では使われていないのかをやさしく解説します。

目次

へびつかい座とは

へびつかい座(Ophiuchus)は、天文学上の88星座のひとつであり、さそり座といて座の間に位置する星座です。太陽は毎年11月末から12月中旬にかけて、この星座の領域を通過するとされています。名前の由来はギリシャ神話の名医アスクレピオスで、蛇を操る姿が星座として描かれています。

なぜ12星座に含まれないのか

占星術と天文学の違い

西洋占星術の12星座は、天文学上の星座(コンステレーション)とは異なるものです。占星術では、黄道を均等に12分割した「サイン」と呼ばれる区分を用いています。各サインは30度ずつの範囲を持ち、合計で360度の円になります。

一方、天文学上の星座は大きさがまちまちであり、へびつかい座の領域が黄道にかかっているのは天文学的な事実ですが、占星術のサインの体系には直接影響しません。

占星術のサインは季節に基づいている

西洋占星術のサインの起点は「春分点」です。春分の日に太陽が位置する場所を「おひつじ座0度」として黄道を12等分する仕組みであり、実際の星の配置とは独立した体系となっています。歳差運動により実際の星座の位置とサインの位置はずれていますが、占星術では季節との対応関係を重視しているため問題にならないとされています。

12という数の意味

西洋占星術において「12」という数には重要な意味があります。12サインは四元素(火・地・風・水)と三区分(活動宮・固定宮・柔軟宮)の組み合わせ(4×3=12)で構成されており、この体系的な枠組みのなかで各星座の性質が定義されています。13番目の星座を追加すると、この均整のとれた体系が崩れてしまうため、へびつかい座は含まれていないのです。

「13星座占い」について

1995年にイギリスの天文学者が「実際の星座配置に基づけば13星座になる」と指摘したことをきっかけに、「13星座占い」が一時的に話題になりました。しかし、これは天文学的な観測事実を述べたものであり、占星術の体系そのものを否定するものではありませんでした。

占星術の専門家の多くは、13星座占いは占星術の仕組みに対する誤解に基づくものと考えています。占星術のサインは実際の星座の位置ではなく、季節のサイクル(春分点を起点とした黄道の12等分)に基づいているためです。

へびつかい座の神話

へびつかい座のモデルとされるアスクレピオスは、ギリシャ神話における医術の神です。太陽神アポロンの子とされ、死者をも蘇らせるほどの医術を持っていたと伝えられています。その功績を称えて天に上げられ、星座になったという伝承が残っています。現代でも医療のシンボルとして使われる「アスクレピオスの杖」は、この神話に由来しています。

まとめ

へびつかい座は天文学的には黄道上にある星座ですが、西洋占星術の12星座体系には含まれていません。これは占星術が実際の星座配置ではなく、春分点を起点とした季節のサイクルに基づく体系であるためです。「13番目の星座」としてメディアで取り上げられることがありますが、占星術と天文学では星座の定義や使い方が根本的に異なることを理解しておくとよいでしょう。

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