シナストリー(Synastry)とは、2人のネイタルチャートを重ね合わせて相性を分析する西洋占星術の手法です。恋愛・結婚だけでなく、友人関係やビジネスパートナーとの相性を読み解く際にも使われるとされています。
目次
シナストリーの基本的な考え方
シナストリーでは、AさんとBさんのネイタルチャートを重ね合わせ、一方の天体がもう一方の天体やハウスとどのようなアスペクト(角度関係)を形成するかを分析します。
たとえば、Aさんの金星がBさんの火星とコンジャンクションを形成している場合、2人の間に強い引力や情熱的な結びつきがあるとされています。
注目すべき天体とアスペクト
重要な天体の組み合わせ
- 太陽と月 — 基本的な相性の指標とされる。太陽と月が調和的なアスペクトを形成する場合、自然な一体感を感じやすいといわれる
- 金星と火星 — 恋愛における引力や情熱を表すとされる。ロマンティックな相性を見る上で重要な組み合わせ
- 月と月 — 感情面での共鳴や居心地の良さを表すとされる。長期的な関係の安定度を見る指標
- 土星と個人天体 — 責任感やコミットメントを示すとされる。安定した関係を築けるかどうかの指標になるといわれる
アスペクトの意味
- コンジャンクション — 強い結合や一体感を示すとされる
- トライン・セクスタイル — 自然な調和やサポートを示すとされる
- スクエア — 緊張感があるが、成長を促す刺激にもなるとされる
- オポジション — 引き合う力と対立する力の両方があるとされる
ハウスオーバーレイ
シナストリーでは、相手の天体が自分のどのハウスに入るかも重要な分析要素です。たとえば、相手の太陽が自分の第7ハウス(パートナーシップ)に入る場合、相手をパートナーとして強く意識しやすいとされています。
シナストリーの注意点
相性の良し悪しを単純に判断するのではなく、2人の関係のテーマや課題を理解するための手がかりとして活用するのがおすすめです。ハードアスペクトが多くても、それが2人の成長のきっかけになる場合もあるとされています。
また、シナストリーはあくまでも傾向を示すものであり、関係の成否を決定づけるものではないとされています。お互いの努力やコミュニケーションが、どのような相性であっても関係を良好に保つ鍵となるでしょう。
補足・豆知識
シナストリーのほかに「コンポジットチャート」という手法もあります。これは2人のチャートの中間点を算出して1つの新しいチャートを作る方法で、2人の関係そのものの性質を表すとされています。シナストリーが「2人それぞれの視点からの相性」を見るのに対し、コンポジットは「関係そのもの」を読み解くとされています。
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