「仏滅だからやめたほうがいい」——そんな言葉を聞いたことがある人は多いはず。カレンダーでもなんとなく目に入る仏滅ですが、そもそもどういう意味なのか、本当に避けるべき日なのかを整理してみましょう。
仏滅とは
仏滅(ぶつめつ)は、六曜(ろくよう)のひとつで、「仏も滅するほどの凶日」という意味を持つ日です。六曜の中では最も縁起が悪いとされ、一日を通して凶とされています。
結婚式やお祝い事を仏滅に行うのを避ける風習は今でも根強く、式場の予約状況にも影響するほどです。ただし、これはあくまで暦の上での慣習であり、宗教的・科学的な根拠があるわけではありません。
由来・歴史
「仏滅」という漢字から仏教と関係がありそうに見えますが、実は仏教とは無関係です。六曜のルーツは中国の占いの仕組みで、もともとは「物滅(ものめつ)」と書かれていました。「すべてのものが滅びる日」という意味で、それが後に「仏滅」の字を当てられるようになったとされています。
名前が変わったことで仏教との結びつきを連想されがちですが、お釈迦さまの入滅(亡くなったこと)とはまったく関係がありません。
実際の意味・使い方
仏滅は「一日中凶」とされるため、以下のようなことを避ける傾向があります。
- 結婚式・入籍 — 最も避けられやすい。一方で「仏滅割引」を設ける式場もある
- お祝い事全般 — 出産祝い・新築祝いの贈り物の日取りとして気にする人もいる
- 開業・契約 — 新しいことを始めるのを避ける人がいる
一方で、「仏滅=すべてが一度滅び、リスタートできる日」と前向きにとらえる考え方もあります。物事をゼロに戻して再出発するのに良い日、という解釈です。
よくある質問
Q. 仏滅にお葬式をしても大丈夫?
問題ありません。お葬式で避けられがちなのは仏滅ではなく友引のほうです。仏滅は弔事と特に相性が悪いとはされていません。
Q. 仏滅に届け出や引っ越しをするのはNG?
暦の上での慣習なので、実際にはまったく問題ありません。気になる場合は避ければいいですし、気にならないならそのまま予定通りで大丈夫です。仏滅を選ぶことで予約が取りやすかったり、料金が安くなったりするメリットもあります。
Q. 仏滅は月に何回くらいある?
六曜は6日で一巡するので、仏滅もだいたい6日に1回のペースです。1年間でおよそ60〜61回あります。
まとめ
仏滅は六曜の中で最も縁起が悪いとされる日ですが、仏教とは無関係で、もとは「物滅」と書かれていました。お祝い事を避ける習慣はありますが、科学的な根拠はなく、逆にリスタートの日ととらえる考え方もあります。気にするかどうかは自分次第。うまく付き合うのがちょうどいい距離感です。

