正義(Justice)は大アルカナの11番目のカードで、公正・バランス・真実を象徴するとされています。天秤と剣を持ち、正面を見据えて座る姿は、偏りのない判断と、行動の結果を受け入れる覚悟を表しています。

正義の基本情報
- カード番号: 11(大アルカナ)
- エレメント: 風(Air)
- 対応星座: 天秤座(Libra)
- 数秘術: 11(1+1=2) — マスターナンバーの一つ。高次のバランスと直感的な公正さを表すとされる
天秤座はバランスと調和を司る星座であり、正義のカードが示す「公平な判断」のテーマと直接的に結びついています。なお、マルセイユ版では正義は8番に配置されています。
正位置の意味
正位置の正義は、公平な結果の到来や、正直さが報われる時期を示すとされています。
恋愛
対等な関係が重視される時期とされます。一方的な関係は見直しが必要であり、お互いの誠実さが関係の土台になるでしょう。法的な手続き(婚姻・離婚など)が絡む場合、このカードは重要な意味を持ちます。
仕事
努力に見合った評価が得られるとされます。契約や法的な問題がある場合は、公正な結果が期待できるでしょう。意思決定においては、感情よりも論理と公平さを重視することが推奨されます。
金運
収支のバランスが整う時期とされます。借りたものは返す、約束は守るなど、誠実な金銭管理が幸運を呼ぶと解釈されます。
健康
体のバランスを見直す良い時期とされます。偏った生活習慣を正し、全体的な均衡を取ることが推奨されます。
逆位置の意味
逆位置では、不公平な扱いや、自分の行動の結果に向き合えない状態が指摘されます。
恋愛
関係における不公平さや、誠実さの欠如が問題になるとされます。過去の行動の結果が巡ってくることもあり、正直に向き合うことが求められます。
仕事
不公正な評価やえこひいき、あるいは自分自身の責任逃れが暗示されます。不満を感じる場合でも、まず自分の行動を振り返ることが勧められます。
金運
不公平な取引や、過去の金銭的な判断のツケが回ってくる可能性が懸念されます。法的なトラブルにも注意が必要です。
健康
生活のバランスが崩れている状態への警告とされます。特定の部分に偏った対処ではなく、全体的な見直しが推奨されます。
リーディングのポイント
正義が出たときは、「原因と結果」のテーマを意識して読むことが重要です。質問者の行動がどのような結果を生んでいるか、あるいは過去の行動の帰結としてどのような状況が生じているかを冷静に伝えましょう。
法律・契約・裁判に関する質問では特に重要なカードとなります。隣に女帝が出れば寛大な判断、皇帝が出れば厳格な判断の傾向を示すことがあります。
補足・豆知識
ライダー・ウェイト・スミス版の正義は、右手に両刃の剣(理性・決断力)、左手に天秤(公平さ)を持っています。二本の柱は女教皇の柱と同様に二元性を表しますが、正義の文脈では「有罪と無罪」「賛成と反対」のような判断の両面を示すとされます。
正義の人物が身にまとう赤いローブは行動力、緑のマントは成長を表します。ゴールデン・ドーンではヘブライ文字「ラメッド(ל)」に対応し、「牛追い棒」を意味することから、正しい方向へ導く力としても解釈されます。


