明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」の第12首は、テーマ「鏡(かがみ)」についての御歌(みうた)です。作者は昭憲皇太后。大御心には大吉や凶といった吉凶の判断はなく、和歌に込められたメッセージをそのまま受け取る形式のおみくじです。
目次
和歌(原文)
朝ごとにむかふ鏡のくもりなくあらまほしきは心なりけり
読み: あさごとに むかふかがみの くもりなく あらまほしきは こころなりけり
作:昭憲皇太后
和歌の読み解き
現代語訳: 毎朝向かう鏡が曇りなく澄んでいるように、そうありたいと願うのは心のことである。
この和歌は、心の清らかさを鏡にたとえて詠んだものです。
- 「朝ごとにむかふ鏡の」:毎朝向き合う鏡。日常の身だしなみの場面から歌が始まります。
- 「くもりなく」:曇りがなく、澄んでいる様子。鏡が綺麗であると気持ちが良いという実感です。
- 「あらまほしきは心なりけり」:そうありたいと思うのは、実は心のことなのだ、という詠嘆。
このおみくじのメッセージ
鏡は物をありのままに映し出すものですが、曇っていては正しく映りません。人の心も同じで、心が曇っていると物事を正確に理解できず、誤解や判断ミスを招いてしまいます。昭憲皇太后は、心も鏡のようにいつも磨いて澄んだ状態に保つべきだと説いています。
心が曇る原因はさまざまです。嫉妬、怒り、不安、偏見など、知らず知らずのうちに心にほこりが積もっていきます。それを放っておくと、自分自身が不愉快になるだけでなく、周囲との関係もぎくしゃくしてしまいます。毎朝鏡で顔を確認するように、心の状態も日々点検する習慣が大切です。
このおみくじを引いた方は、心の曇りに気づく時間を持ってみてください。怒りや不安を手放し、心を澄ませることで、物事の本質が見えるようになります。清らかな心は、誤解や不幸を遠ざけ、穏やかな日々をもたらしてくれるでしょう。
まとめ
- 鏡のように曇りのない澄んだ心を保つことが大切
- 心が曇ると物事を正しく見られず、誤解やトラブルの原因になる
- 日々心を磨き、清らかに保つことが穏やかな生活への道
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