明治神宮おみくじ(大御心)第8首の意味と読み方

明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」の第8首は、テーマ「心(こころ)」についての御歌(みうた)です。作者は昭憲皇太后。大御心には大吉や凶といった吉凶の判断はなく、和歌に込められたメッセージをそのまま受け取る形式のおみくじです。

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和歌(原文)

日に三度身をかへりみしいにしへの人のこころにならひてしがな

読み: ひにみたび みをかへりみし いにしへの ひとのこころに ならひてしがな

作:昭憲皇太后

和歌の読み解き

現代語訳: 一日に三度わが身を振り返ったという昔の賢人のように、その心を見習いたいものだ。

この和歌は、日々の自己反省の大切さを詠んだものです。

  • 「日に三度身をかへりみし」:一日に三回、自分の行いを振り返ったという故事を指しています。中国の思想家・曾子の「三省」の教えが背景にあります。
  • 「いにしへの人のこころに」:昔の立派な人の心に、という意味です。
  • 「ならひてしがな」:見習いたいものだ、という願望の表現です。

このおみくじのメッセージ

古代中国の曾子は、毎日三つのことを自分に問いかけたと伝えられています。「人のために真心を尽くしたか」「友人との付き合いに誠実であったか」「学んだことをきちんと実践しているか」と。この習慣が、自分自身を高め続ける土台になったのです。

人はどうしても自分を過大に評価してしまいがちです。成功したときは自分の力だと思い、失敗したときは周囲のせいにしてしまうことも少なくありません。だからこそ、定期的にわが身を振り返る習慣がとても重要です。反省は後悔とは違い、前に進むための建設的な行為です。

このおみくじを引いた方は、一日の終わりに少しだけ自分の行動を振り返る時間を作ってみてください。そうした小さな積み重ねが、人としての成長につながり、やがて大きな幸せの種となるでしょう。

まとめ

  • 曾子の「一日三省」の教えに倣い、日々自分を振り返ることの大切さを説いている
  • 自己反省は後悔ではなく、成長と向上のための前向きな習慣
  • 毎日の小さな振り返りが、人生を豊かにする種まきとなる
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